uhfタグとは何かを説明します
タイトルにあります「uhfタグ」を紹介する前に、イメージのしやすい「IC(アイシー)タグ」の説明をいたします。
まず「IC(Integrated・Circuit)」は日本語で集積回路の意味で、ICチップになると本体は数ミリほどの小さなサイズのなかに大きなメモリを持っています。
クレジットカードのデザインの一部に金色の四角い形がついているのが、それにあたります。
では、ICタグになりますと、チップではなくタグですので札のようなものと考えてください。
先ほどのICチップの大きなメモリの中に固有の識別番号などの情報を入れ、無線通信のために利用される荷札で形状はシール型など用途に応じて違います。
バーコードと違うところは、人の手で読み取り機をかざして1つずつ読み取りをせずに一定の距離に接近させるだけで近くにある複数のタグを同時に読み取ることが可能ですので、作業の自動化が可能です。
このICタグと電波を介して内容を読み取る技術が「RFID(アールエフアイディ)」と呼ばれるRadio・Frequwncy・Identificationで、非接触型のスキャンシステムです。
では「uhfタグ」ですが、UHF帯というRFIDの種類(周波数帯)の1つを指します。
このUHF帯は数センチの近さから10メートル程離れたタグも一括で読み取れる能力を持っています。
そのためuhfタグは、さまざまな種類の物や形の中に入れたり貼ることでその物の情報がまとまった状態で分かるため、アパレル業界などの業務の効率化や防犯のため近年急速に採用されています。